高校生有権者の投票率アップ!

2018/11/07

18歳選挙権のイラスト(女性)

選挙権が18歳からに引き下げられてから2年が経ちました。
まだ18歳ではない方もいずれ初めて投票に行く、という日が訪れます。


岐阜県可児(かに)市議会が18歳選挙権が初めて導入された2016年参議院選挙で、高校生の投票率アップにひと役買ったことがあるそうです。

その方法は地元の高校で本番さながらの模擬投票を行ったこと。

当時の投票率が全国の18歳の投票率51.3%に対し、その高校は90.8%。
人口減少への危機感から地方議会が高校生の「主権者教育」に力を入れているということです。

本気の模擬投票、流れとしては市長選を想定して、候補者役の生徒3人が医療やにぎわいづくりなどをテーマにマニフェストをつくり、議員はその政策づくりをお手伝いしたとのこと。
その後、立会演説会を開いた際には、市議会の方が「何を基準に選ぶのか」をレクチャーし、投票箱や投票用紙は選挙管理委員会にたのんで本物を使用したそうです。

結果、4カ月後の参院選でここの高校の18歳有権者87人中79人が投票したということでした。


選挙権の年齢の引き下げのみではなく、日々の生活の中で変化はつきものです。
そして変化に順応していくために試行錯誤と工夫が必要ですね。

 

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