大学生と子育て支援グループが作った公園アプリ

2019/02/14





安心して子どもを連れて行ける公園はどこ?――。そんな公園探しができるスマホアプリの機能「こうえんしょうかい」を、東京都品川区と区内の子育て支援グループ、立正大の学生が共同で開発し、1月31日から利用できるようになった。トイレやおむつ替えスペースの有無、遊具の写真など、保護者が知りたい情報が盛り込まれている。

 公園検索機能は、子育て支援情報の発信や、子どもの予防接種のスケジュールなどを記録できる区独自のスマホ向けアプリ「しながわパパママ応援アプリ」内につくった。このアプリは、区が2016年から運営しているもので、随時機能を増やしている。
「働いていると、子どもを産むまで地域のことを知らない。それが『孤育て』につながる」。こう話すのは、子どもの外遊びを支援するNPO法人「そとぼーよ」代表の本道良子さん(46)。子育て世代が公園に行きやすい状況をつくりたいと、仲間と一緒にスマホで簡単に公園を検索できる仕組みをつくろうとしていた。
 アプリには、区内にある274の公園のうち、保育士や保護者らが推薦した55園を登録。エリア別に検索できるようにした。
 公園のすべての紹介文。ふだん利用している公園だけでなく、新たな取材も加え、思わず親子で外に出たくなるよう、魅力が伝わる文章づくりに力を入れた。
 公園の写真や施設情報を担当したのは、区内にキャンパスがある立正大の1~3年生19人。指導した経済学部の外木好美講師(39)は8歳と3歳の子どもを育てる母親だ。「自分も(公園の検索機能が)必要だと感じていた」と話す。学生に、利用者が見たくなる写真や情報を集めるよう「ユーザー目線」を徹底した。そこで、学生たちは子育て中の保護者の意見を聞いたり、実際に遊具で遊んだりして公園を調査した。
 一つの公園につき写真は最大10枚。3年生の小泉真晃(まさあき)さん(21)は「『インスタ映え』ではないが、魅力的に見えるように撮影した」。「園内に日陰や水場があるか」「トイレにベビーカーが入るか」といった情報も写真で伝わるよう気をつけたという。

私達でも、高校生目線でなにか考えたもの開発して
世の中のお役に立てるかもしれません!斬新なひらめきが大切ですよね。

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