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はしか、国内外で急増 全国の患者、過去10年で最多ペース

2019/02/21




今はしかの患者が増えています。今年に入って全国20都道府県で167人に上り、この10年で最多だった2009年同時期を上回るそうです。世界的にも患者が増加。外国からの帰国者や入国者の発症も多い。東京五輪・パラリンピックを控えて今後さらに海外との人の行き来が増える。専門家はワクチン接種を呼びかけています。

 国立感染症研究所は19日、10日までの最新患者数を発表した。今年の累計患者数が最も多いのは三重で49人、大阪47人、愛知17人、東京11人と続いています。

 首都圏でも感染が拡大しつつあり、神奈川では今年に入って7人が発症(14日時点)。昨年1年間の患者数を超えています。患者の中には関西に旅行後に発症した人もおり、茨城県では、フィリピンなどから入国した3人の男児が発症(17日時点)。うち2人は発症後に県内のスーパーやレストランを訪れていたそうです。

 はしかは感染力が極めて強く、空気中のウイルスを吸い込むだけでもうつる。自治体は感染を広げないよう周知に努めている。大阪府は14日、40代女性の患者が、8日と10日に、東海道新幹線で東京―新大阪間を移動していたとして、乗車した列車を公表して注意を呼びかけた。また、千葉市も15日、モルディブから帰国してはしかを発症した20代男性が乗車した路線や時間帯を公表しています。

 日本は予防接種の普及で15年には患者が年35人に減少。世界保健機関(WHO)は日本をはしかの排除国と認定した。その後は海外からの帰国、入国者が感染源となる「輸入はしか」が単発的に発生してきています。

 
 はしかに治療薬はなく、有効なのはワクチン接種による予防です。1978年に定期接種が始まり、06年から2回接種になり、2回打てば多くは予防でき、感染しても症状は軽く他人にうつす心配はないそうです。ですが、今年の患者の約9割は「1回接種」「不明」「接種なし」だったようです。

感染力が強く人にもうつってしまいますので、自分の健康、他の方への健康のためにもワクチンを接種が必要かもしれませんね!
 

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