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勉強させたい子供に言ってはいけない言葉「勉強しなさい」

2019/05/16



「勉強しなさい」
――この言葉に聞き覚えのある人は多いのではないでしょうか。
特に親が子に対して言う言葉として、思い浮かぶかと思います。漫画のドラえもんでも、のび太くんのお母さんがのび太くんを説教するときに言う言葉です。
この言葉には、親の愛情がこもっています。
「勉強しなさい」には様々な続きの言葉が考えられます。
「勉強しなさい。そうしないと、いい大学にいけない」
「勉強しなさい。そうしないと、いい仕事に就職できない」
「勉強しなさい。そうしないと、大人になって1人で生きていけない」
このように、自分の子供の将来を心配する切なる親の愛情から、厳しく「勉強しなさい」と言うことがあるかと思います。この親の思い自体は、とても大切にしたいものだと思います。
しかし、この思いは、子供にどれだけ伝わるでしょうか。
多くは、その「~しなさい」という「強制性」から、言葉を聞いただけで反発してしまうのではないでしょうか。その言葉の奥にある親の愛情というものを読み取り、積極的に勉強に取り組もうとする子供はほとんどいないのではないでしょうか。
親は愛情があるから「勉強しなさい」と言います。しかし、子供は逆に反発して「勉強したくない」という気持ちになります。お互い、大変辛い思いをします。
では、どうしたら「勉強しない子供」を「勉強する子供」に変えられるのでしょうか。
実は、以下のような方法があるようです。

(以下、2019年5月4日朝日新聞デジタルから引用)
―――

(前略)

まず、「勉強しろ」と言われたら、しないと思って下さい。親だって気が向かない時に「洗濯は終わったの」「仕事はできた?」と聞かれたら、反発しませんか? 人間とはそういうものです。

 それを踏まえた上で、それでもなんとかしたいと思うのなら、子どものやる気が出るきっかけとしては、以下の四つが考えられます。①勉強を始めるための「儀式」をつくる②やる気がある子の集団の中でやる気が「感染」する③「こうなりたい」と思えるあこがれの存在が見つかる④当たり前にできることを褒められる。

(中略)

――④は「子どもをもっと褒めるべきだ」ということ?

 勉強以外のことでもいいので、その子が当たり前にできていることを見つけてそこを褒めてあげてください。マッサージで一カ所ずつ丁寧にツボを押すように一つずつ丁寧に。そうすることで、子どもは前向きな気持ちになり、初めてのことや苦手なことにも挑戦してみようかなと思えるようになります。

(中略)

本人の「やる気」を待ってあげられなくなってしまうのが受験の弊害です。どうしても待てないなら、「やる気」にさせるのではなく「その気」にさせるようにしてください。

 ――「その気」にさせるとは。

 端的に言えば「あなたの頑張りを見ているよ。それだけでもすごいよ」と励ましてあげること。頑張りと結果を切り離して考えること。そうすると子どもは安心できます。安心すると前向きな気持ちが出やすくなる。へこみそうだったらまた励ます。そのくり返しです。応援団みたいに。

 ただし、あくまでも主役は子ども。応援団が出しゃばりすぎないようにしてください。

(後略)
―――

このように、「勉強しなさい」と言えば、「勉強しない」ということだそうです。
では、どうしたら「勉強する」ようになるかと言えば、「子供を信じて、励ます」「そして、前向きな気持ちにする」と言えます。子供にも人格がありますので、一方的に親の意志を強制させられれば、自分の意志を無視されたようで、辛いはずです。子供の意志を尊重しつつ、子供の意志を信じて励まして、前向きな気持ちにして、自立を促せば、子供はやる気がでます。そのとき、子供が困難に直面すれば、子供が自ら親に「相談」すると考えられます。親は「勉強しなさい」という言葉を言うのをぐっとこらえて、「子供を信じて、励まし、前向きな気持ちにする」ということが大切と言えそうです。
品川キャンパスでは、このように親のような気持ちとなり、生徒には「勉強を強制せず、信じて励まし、前向きな気持ちにする」ということを心がけております。その上で、生徒からの相談にも乗りますし、勉強も教えます。そして、生徒が自分の意志で卒業後の進路を決め、実現するためのサポートを私達品川キャンパスのスタッフがいたします。
 

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