2020年度から高等教育に進学するチャンス!?

2019/05/23



「大学に行きたい」
高校3年生になると、進学を考える生徒も多く、その中でも「大学に行きたい」と考える生徒が多くいます。
大学に入るためには、入試に合格しなければなりません。倍率が高い大学に入るために、猛勉強する生徒も多くいます。その努力によって進学し、自分の夢を叶えるということは、大変素晴らしいことだと思います。
しかし、努力で補うのが厳しい事情もあるかと思います。それは、「学費」です。大学では、高額な学費が必要となります。文化系の私立大学では、4年間で平均450万円程度の学費が必要です。その経済的負担を考えると、「大学で勉強したいけど、行きにくい」と二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。
けれど、2020年度その経済的負担が減ることになるようです!
(以下、2019年5月10日朝日新聞デジタルから引用)
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消費税の増税分を財源に、低所得世帯の高等教育の負担を軽減する関連法が10日、参院本会議で自民党と公明党、国民民主党、日本維新の会などの賛成多数により可決、成立した。2020年4月から、入学金と授業料が減免され、給付型奨学金が拡充される。

 対象となるのは「両親と大学生、中学生」のモデル世帯で年収380万円未満の場合。支援は収入によって3段階に分かれ、住民税非課税世帯なら国公立大の年間授業料約54万円が全額免除され、私立大も約70万円が減額されるほか、国公立大の自宅生で約35万円、私大の下宿生で約91万円の奨学金が支給される。

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このように、低所得世帯を対象に2020年4月から、入学金と授業料が減免され、給付型奨学金が拡充されます。これにより、「大学で勉強したくても、学費が高いから、通えない」という生徒が大幅に減ることが予想されます。親の所得に左右されずに、高等教育※で学べることには大きな意義があります。それは「やる気があって、努力をすれば、誰でも平等に大学などの高等教育を受けることができ、それによって夢を実現することができる」といえるからです。
ただ、この支援は日本国民の税金(消費税)で賄われます。だから、支援は当たり前ではありません。
「当たり前」の反対の言葉「有難う(ありがとう)」の気持ちを大切にし、進学して夢を実現されることを願っております。
※高等教育とは……大学や短大、専門学校などの教育
 

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