お金とは「信用を見えるようにしたもの」?

2019/11/14



生きるためには、お金が必要です。
お金を得るために、人は労働をします。
だから、お金のことを考えながら労働する人が多いと思います。

しかし、堀江貴文さんは『お金は、「信用を積み重ねること」で「お金は勝手に集まってくる」と考えているようです。

(以下、2019年11月14日 東洋経済ON LINE 堀江貴文「日本人はカネに目がくらみすぎだ」
二束三文で“人生"を売り渡さない考え方から引用)
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「もう少しお金に余裕があれば、自分がやりたいことに没頭できるんですが……」などと言っている人がいる。

お金がないから仕事時間を増やすしかない。働いている時間が長くなるから、どうしても自分のための時間が取れない、というわけだ。

ここからもわかるとおり、多くのビジネスパーソンにとって労働とは、「時間をお金に換える行為」になっている。だから、「お金さえあれば、労働(=時間の切り売り)をしなくてよくなるはずだ」という発想になるのである。

働く=何かをじっと我慢すること?
「働き方改革」が論じられる際に、すぐに「残業時間をどう減らすか」といったことがテーマになる背景にも、労働=就業時間という労働観があるのだろう。

しかし、働くとは「何かをじっと我慢すること」ではない。本当は家でダラダラしていたいのに、頑張ってオフィスにきて、一定の時間をおとなしく過ごした“ご褒美”としてお金がもらえているとでも思っているのだろうか。

なぜこうなるかといえば、お金の本質がわかっていないからだ。お金というのは単なるツールにすぎない。それなのに、お金そのものに価値があるかのように思い込んでいるから、貴重な時間をお金に換えてしまう。

2万円を「2万個のパチンコ玉」に換金するのはもったいないとわかる人でも、日給2万円のアルバイトには魅力を感じてしまう。

本当にあなたの1日には、現金2万円分の価値しかないのだろうか? 「そうです」と答えてしまう人は、価値観がかなり歪んでいると思ったほうがいい。お金の価値を高く見積もりすぎだ。

(中略)

大切なのは日々の「信用」

お金は価値交換のための単なるツールだ。なぜこんなツールが必要かと言えば、取引には「信用」が必要だからである。

交換の相手が信用に足る人物かを、いちいちコミュニケーションを取って確かめていては効率がよくない。その仲立ちをしてくれるのがお金だ。お金とは、「信用」というあやふやな存在を、わかりやすく可視化するための道具にすぎない。

大切なのは信用だ。会社で1カ月、しゃくし定規に仕事して得られる信用など、たかが知れているから、それによって得られる月給も大した金額にはならない。

締め切りや待ち合わせの時間に遅れないという信用、誠実な振る舞い、他人の時間をムダにしないという信用、周囲を待たせることなく即断即決し、素早く結果を出してくれるという信用……。

貯めるべきはお金ではない。あなたがきちんと信用を積み重ねていけば、わざわざ時間を切り売りしなくても、お金は勝手に集まってくる。

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労働とは「お金をもらうこと」と考えるのは間違っていないと思います。しかし「信用を積み重ねること」で「結果的にお金は勝手に集まってくる」という堀江さんの考え方が素敵だなと思い、紹介しました。

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