高校生が感染経路を辿るアプリ開発

2020/05/07



今月4日、新型コロナウイルスの対策について話し合う政府の専門家会議で、新たな感染者の数が限定的となった地域でも再び感染が拡大しないよう、「新しい生活様式」に切り替える必要があるとして、具体的な例が示されましたね。

食事の時、外出の時など行動の種別ごとに推奨することや注意点が挙げられました。

その中のひとつに

「発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモにする」

というものがありましたが

数週間前まで遡って思い出すことは大変ですし、普段日記をつける習慣がない方にとってはメモをすること自体を忘れてしまう、続かない、ということもあると思います。

そんな問題を解決するため、北海道の高校生が行動履歴を自動で記録するアプリを開発したということで話題になっていました。


(朝日新聞デジタル2020年4月24日の記事より一部抜粋)

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(前略)

濃厚接触者を「割り出しやすくなるように」と、北海道函館市の高校2年生加藤周(しゅう)さん(16)が、スマートフォンの「iPhone」に行動履歴を自動で記録するアプリを開発した。感染拡大を防ぐために、リンク(感染経路)を追って、濃厚接触者を割り出す作業に威力を発揮しそうだ。スマホの全地球測位システム(GPS)機能と連動させた「足あとトラッカー」だ。アップル社の「アップストア」から無料でダウンロードできる。

 インストールしたスマホを持ち歩くだけで、移動したルートを地図上に記録。10メートルごとに、位置情報と滞在時刻を表示できる。アプリを閉じていても記録は継続する。個人情報保護に配慮し、行動履歴を保存するのは本人の端末に限定した。

 開発を思い立ったのは、感染経路の不明な事例が増え、ウイルス封じ込めの障害になっているとニュースで知ったため。試作アプリを家族のスマホに搭載し、自分でも何度も街を歩きながら改良を重ね、10日ほどで完成させた。

(以下略)

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このアプリを利用する人が増えたらいつ、どこに行って、誰とあったかを思い出しやすくなり、感染経路不明な事例は減少するだろうと思います。

自分自身でアプリを開発することは誰にでも簡単にできることではありませんが
問題点を解決するため、困っているい人の役に立つため、自分に何かできることがないかを考えることはきっと誰でもできることだと思います。

そして、我慢するだけの日々と考えるよりも、今自分にできることを考えるほうがずっと気持ちが前向きになりますね。

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