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コロナ禍の修学旅行 東北での「震災学習」に熱視線

2020/10/15



コロナ渦で、修学旅行の行き先の変更を余儀なくされたため、東北地方で「震災学習」を行う学校が増えています。
中には震災経験が身近ではない子もいて、被災経験を実際に見聞きすることで、
「被災」に気づくきっかけにもなっているとのニュースがありました。

東北での「震災学習」とはどのような学習なのでしょうか?
(朝日デジタル新聞2020年10月6日の記事より抜粋)

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9月上旬、福島県昭和村の昭和中の生徒は、宮城県石巻の大川小旧校舎の前を訪れ、語り部の佐藤敏郎さんの案内で旧校舎を見回った。津波で74人が犠牲になった避難行動や、次女の遺体と向き合った無念さ、「あの日の出来事に向き合えば何十万人が亡くなる未来を変えられる」という呼びかけに、真剣に向き合っていた。
高校生との交流もあった。宿泊先となった松島町のホテルでは、震災伝承活動に取り組む七ケ浜町の高校生6人による紙芝居を見た。
上演後、高校生たちに「学校に津波は来たのですか」などと質問した五十嵐広華さんは震災当時、揺れに気づかず家で寝ていたという。「正直、これまで震災は自分には関係ないと思っていたけど、地震や津波の怖さを初めて知った」と明かす。「村には土砂崩れが起きそうな場所もあるので、家に帰ったら家族に話したい」と語った。

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東日本大震災が起きたのが2011年、その頃のことをはっきりとは憶えておらず、その恐怖を知らない子供たちもたくさんいます。
その子たちが直接被災地に行き、被災者の話を聞くことで震災と向き合い、一人ひとりがこれからどのような行動をとるか考えていくことで未来を変えていくのは素晴らしい学習だと思いました。


 

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