4歳から始まった研究者への道

2021/03/18



「みなさんの好きなものはなんですか。」
そう聞かれて、すぐに自信を持って答えられる人は少ないかもしれませんね。

ある日、貝と出会い、今に至るまでその魅力に取り憑かれ続けている研究員の方の記事を紹介したいと思います。

(以下は2021年3月8日朝日新聞デジタルの記事より一部抜粋)
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 「化石研究は探偵の仕事と似ているんです」。化石が当時いかにして生まれ、どんな時代を過ごしていたのか。そんな真実に近づくため、化石や地層などから証拠を集めていく。

福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)の1年目の研究職員、安里開士(かいと)さん(29)の専門は貝類。同館では恐竜以外の様々な古生物なども展示、研究しており、安里さんも遠い昔のロマンを追う一人だ。

 研究者としての始まりは4歳までさかのぼる。沖縄県浦添市の自宅から約1分の海辺で、人生で初めて貝を見つけた。「シマイボボラ」という白っぽい巻き貝。「何でこんなに巻いているんだ?」。不思議な巻き模様を持つ貝の魅力にとりつかれた。以降、貝を拾って拾って、拾いまくった。今も、丸みを帯びて巻いた暗緑色の「ヤコウガイ」がお気に入りだ。

(以下略)
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大学時代の安里さんは、毎日16時間も研究室に籠もっていたそうです。
幼い頃に偶然出会った好きなものが、将来の夢になるというのはとても素敵なことですね。
自分の好きという感情に素直になり、様々なことに興味を持つことで、本当に自分がしたい仕事を見つけることに繋がる可能性もあると思います。
好きなものが見つかることに、早い遅いはありません。
まだ見つかっていない人も、焦らずゆっくりと探していけると良いですね。


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