通学の高校生のために生まれ変わった無人駅

2021/05/20



 都会で育った方たちには馴染みがないと思いますが、地方では一両や二両だけの電車が走る路線があります。その路線の多くの駅が駅員さんが常駐しない無人駅という場合も珍しくはありません。
 そんな地方は車の移動が主流で、駅の利用者の大多数といえば通学を目的とした高校生です。また、そのような路線では電車の本数自体もとても少なく、電車を一本逃すと次の電車までかなりの時間を待つこともあります。
 群馬県にある、現在は無人駅となった駅に、高校生用の無料学習室をオープンしたというニュースを見つけました。


(毎日新聞2021年5月18日の記事より一部抜粋)
---------------

  群馬県みなかみ町は、無人のJR上越線後閑(ごかん)駅(同町後閑)でかつては駅務室として利用されていたスペースをJRから借り受け、高校生用の無料学習室をオープンさせた。無人駅を有効活用し、高校生と地域をつなげ、駅に活気を取り戻そうという取り組みだ。

(中略)

  駅務室だった空きスペース約70平方メートルを改修し、22席分を用意。個別の照明、エアコン、無料WiFiなどを設置し、集中して勉強できる環境を整えた。駅と直結しているため、高校生は帰宅の列車出発のギリギリまで勉強に打ち込める。

  町が地域活性化事業に取り組む一般社団法人「FLAP」に運営を委託し、スタッフが常駐する。学習室としての利用だけでなく、年数回のイベント開催や、利用者に対するさまざまな情報提供も行う。FLAPの鈴木雄一代表は「高校生と自治体が接点を持つ機会は少ない。高校生と地域をつなぐ拠点にしていきたい」と話している。町は今後、学習室の愛称を決める予定だ。
 

(以下略)

-------------

 私の住んでいた地方でも、高校からも図書館からも駅まで少し距離があったのでこんな場所があったらよかったな、と思いました。電車を逃してしまっても時間が有効に使えますし、地域の方々との交流ができるというのもとても素敵な取り組みですね。
 ただ一つ、勉強に集中しすぎて駅にいるのに電車を逃してしまうことだけが少し心配です。



=============

品川キャンパスでは、オンラインでの教室説明会も実施しています。
教室に起こしいただくことができない場合でもお気軽にご自宅からご相談いただけます。

【曜日】平日・土日 
【時間】7時~22時

ご入学をご検討中の方、少しでもご興味のある方はぜひどうぞ!

個別対応となりますので、事前に電話・メール・LINE等で「ご予約」をお願いします。
オンラインでの説明会をご希望ということと、ご希望の日時をお教え下さい。

ご予約は以下からお待ちしております。

◆LINEのQRコード

PAGE TOP